紅板締め
「紅板締め」は、花や鳥などの模様を彫刻した版木(型板)に薄絹を挟んで染め上げる染色技法で、挟まれた部分が染色されずに残り、緋色(ひいろ)地に白い模様を染め出します。 襦袢などを染めるのに使われた伝統技法で、昭和初期に途絶えてしまったため、幻の技術といわれています。たかさき紅の会では吉村染工場に残されていた紅絹と紅板締めの資料を調査研究し、平成16年より紅板締め間着の展示と「よみがえる紅 たかさき絹と吉村染工場」の記録本を発行しました。そして平成18年より20回余の試作を重ねて、型板と新たに彫った新型板を用いて紅板締めの技法による復元を果たしました。
群馬県高崎市
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